延期が続いたRTX 3080Ti、ついに発売か?
長らく延期が続いていた新グラボ、RTX 3080Tiですが、アメリカの小売店向けの出荷が開始されたと、VideoCardzが報じました。
RTX 3080Tiは、当初の予定だと2021年1月ころに発売されるはずでしたが、世界的な半導体不足やコロナでの工場稼働減の影響を受け、延期が繰り返されていました。
しかし4月17日、中国にあるMSIの工場から、アメリカの小売店向けに出荷されるコンテナの写真が撮影されました。
この写真を見ると、確かに3080Tiと書かれています。
またVRAMが12GB、3連ファンのオーバークロックモデルであることが読み取れます。
<動画>【発売は5月?】RTX 3080Tiがアメリカで出荷開始の報【マイニング制限あり】
発売時期と価格は?
アメリカ国内向けの出荷が始まったばかりですので、実際の発売日は5月の上旬から中旬あたりになると思われます。
また価格は希望小売価格が999ドルと報じられていますが、日本国内でのグラボの相場を考えると、20万円強ほどになるかもしれません。
今回もマイニング制限アリ!
もう一つ朗報なのが、RTX 3060に続き、今回もマイニング制限が施されていることがほぼ確実なことです。
しかも今回はハードウェア面でも対策が施され、より強固なリミッターがかけられると言われています。
RTX 3060の時は、ドライバによるマイニング制限のみだったため、解除コードが入った開発者用ドライバを適用することでフル性能でのマイニングが可能になってしまっていました。
今度の3080Tiでは、不適切なドライバを適用しても動作しないよう調整されているらしく、よりゲーマーに向けた製品になっています。
しかしもともとハイエンドなグラボである3080シリーズですので、初心者が手を出すと後々大変な目にあうかもしれません。
3080、3090シリーズは、ハイエンドなゲーム環境を求める人向けのグラボです。消費電力や発熱量の大きさを理解した上でシステム全体を構築することが求められます。
いずれにせよ、詳細は今後発表されると思われるので、続報を待ちたいと思います。
コメント